健康維持に関して。

「弱いところは強くすればいい。」
という考え方もあると思いますが。

たぶん、同じような意味合いで、
わたしはこんなふうに考えています。
「弱いところを強みに。」

無理に強くしようったって、弱いんだから無理。
弱いところは弱いままでもいいから、
どのようなバランスの取り方をすれば全体が強くなっていくのか、
という考え方です。

先日、お越し頂いたお客様の状態が、
かつての自分の状態とだぶり、なんともいえない気持ちになりました。

自律神経がいっぱいいっぱいで、
いつ倒れてもおかしくない状況でお越し頂いたんですね。

わたしの時は(かれこれ20年近く前も昔のことです)、
拒食による体重減少が激しかったですが、
先日のお客様の場合は、過食→嘔吐の繰り返し。

食べずにいられない。

それもすごい勢いで。

今度は、吐かずにいられない。

じゃないと、苦しくて仕方ないから。

それ以外では、まったく何も支障なく、
仕事もバリバリこなし、
いつも通りの日常を平和に過ごすことが出来るのに、
過食が始まってしまうと、もう本当に止められない。

そして食べるだけ食べた後は、
すごい勢いで嘔吐しまくるのです。

背中を見せて頂いたら、
まっすぐに伸びていなきゃいけないはずのものが、
波打って、変形して、何カ所か埋もれているところもあって。

(注:この部分に関しては肉眼で見てるものではありませんので、伝えようがありません。)

バラバラに波打ってるところを、
同じリズムの波にしないと。

わたしと話してる時は穏やかな笑顔でしたが、
本当はとても苦しいんだろうな・・・
色々と伝わってくるものがありました。

こういう時は、気合いで乗り切ろうったって無理。
気の持ちようで、どうにかなるものでもないです。

食べずにいられない状態を我慢しろとか、
意思が弱いのよ!と、叱りつけるのも絶対にNG。

「食べずにいられない状態」すらも、
現在におけるカラダからの立派なサインなので、
カラダのおかしなところが健全に作用できるように
ボディケアが最優先。

不安でどうしようもなくなって、行動が遅くなってしまうのも、
カラダからの立派なサイン。

心は、カラダを守るためなら、なんでもするし、
なんとしてでも守ろうとするんです。

だから、カラダのケアを先に行うことで、
心が不安にならずに済む状態を作ってあげることが本当に大事。

そのためには、どのような方法が最善なのか。

それをひとりひとりに合わせて探していく。それもわたしの仕事の一部。

先日のお客様には、食べずにいられない状態になっている時、
体内ではどんな事が起きているのか自分でも気付けるよう、
じっくりお話させて頂きました。

病院に通い続けても、
なかなかすっきりしなかったそうで、
わたしも経験者だからこそ、共感出来ることもあり、、

少しでも今の施術に役立っていることを思うと、
世の中を生きていくために頂いた武器だったのかもしれません。

過去の自分に感謝だ!

・・・でもね、
今のわたしはとても元気に生きているので、
当時の経験は覚えていますが、
当時の苦しさは、ほとんど消えてしまっているんです。

それでも、
苦しさは消えてしまっても、
当時の苦しい中で、何が嬉しかったのかは覚えているんですよ。

神経バランスが崩れてしまった時に、

どんな言葉をかけてもらうと安心するのか、

どんな触れ方をしてもらうと安心するのか、

どんな関わり方をしてもらうと嬉しいのか、

どんな距離感を保ってもらうとありがたいのか、

ひとつひとつ、自分も味わってきたプロセスがあったから、

では、このお客様の場合には、
どんな言葉をかけてあげると安心していただけるのかなって、
ひとつひとつ、気を配ってゆく、、、

神経バランスが崩れている時は、
毎日の体力も、日替わりで変わります。

「きのうは調子良かったのに、きょうは駄目」
なんてことも珍しくありませんし、
人との約束を守ることも困難な時があります。

約束した時は元気だったけど、
当日になったら倒れてしまうこともあるのでね。

約束を破りたくて破ってるわけじゃないんです。
でも世間様から見たら、なかなか理解されないことだと思います。
だから、一生懸命やっていても、
肩身狭い思いをしてることだってあると思います。

意思の強さ弱さは関係ないです。
カラダからのアプローチが先。

それとね。

カラダには、不思議なもので、
弱くなると使える機能があるんです。
強い時には使えないんです。

わたしはその機能のおかげで、
色々なことを知ることが出来たんです。

そして今、この仕事をしてるということは、
今こうしてこのご縁を頂いているということは、
経験したことをどんどん使いなさいって
神様から言われているのかもしれないなぁ。

小さなサロンですが、まだまだやることいっぱいです。

次に進む前に、
今出来ることを出し切っていきますね。