「大切な人の足の裏、見たことありますか?」

この言葉は、若い頃、足モミを学びに静岡県に通っていた頃、
先生から問いかけられた言葉でした。

当時のわたしは、病み上がりの状態で、
やっと日常生活を送れるようになったばかりの頃で、
自分のことで精一杯、、、
人のことなんて構っていられない一方で、
自分を導いてくれたすべての人に恩返し出来るような生き方をしなければ、
という気持ちもあり、、、

それだけ自分の生還は、奇跡的なことの連続だったから。

その頃は、義母が、ガン治療中だったこともあり、
自分の出来ることを少しずつでもいいからやってみようって思って、
その時から、毎日欠かさず、義母の足モミを始めたのでした。


先生からは、
「足モミ、毎日やってあげてください。必ずあなたが元気になるから。」と
言われていました。

その言葉を信じて、ずっと続けていったんです、義母の足モミを。

1日も欠かさず、
義母の足モミを続けて、、、


義母の肝臓のガンは、1年後には信じられないほど小さくなり、
義母からはひたすら感謝をされたのですが、
わたし自身は、そんな綺麗なものではなかったんですよ。


毎日、毎日、1日も欠かさずに、
仕事を終えて、家事を終えて、それとは別に時間を作り、義母に会って足モミをする。

正直、疲れてもうきょうは眠いんだよ~~~って言いたい日もあったし、
実の母にも出来なかったことを、どうして義理の母にしなければいけないの?っていう
自分で自分が嫌になる気持ちになったこともあるし、

義母とちょっとしたことで喧嘩になっても、足モミは続けていたので、
いつもいつも気分の良い状態で続けていたわけではないのです。


どうして続けてこれたんだろうと、いま振り返ると、
最初に先生が言ってくれたとおり、
病み上がりだったわたし自身が、義母の足モミをすることで、
どんどん元気になっていったからなのです。


義母への足モミを通して、
自分の中の美しくない黒い部分と直面し、
義母を通して、その黒さを綺麗にしていただいたのかもしれない、、、と、
今なら思えるんですけど、
その感謝を伝えたくても、いま、義母は違う世界に旅立たれていますので、
直接会って伝えることは出来ません。


ただ、少し前にね、
義母が夢の中に出てきたんですよ。


「ゆみさん、わたしの足をもんでほしい」


その頃から、少しずつ増えていったのは個人レッスンのお申し込み。
その中でもセルフ足モミのご要望が一番多かったのです。

こういうタイミングで、こういう夢。

わたしはこういう時は、ただの夢にしないんです。
自分の感じたことを大事にします。

義母から言われた「ゆみさん、わたしの足をもんでほしい」という言葉から、
「足もみ続けていってね」というメッセージも同時に託されていることを感じました。


毎日、毎日、毎日、毎日、毎日、、、、
同じ人の足モミを続けるって、実はすごいことなんです。

どんどん元気になってくれる嬉しさもありますし、
体調が安定してくると、
「きょうはこのへんでいいかな」なんて手抜きも出てきます。

もちろん、手を抜く日があってもいいんです。

手をかけなくても元気になるなら、身体にはそのほうが一番いいので。

だけど、ずっとそれが続くと、
必要な時に必要なスキルが出てこなくなってしまうという落とし穴もあります。

忘れちゃうんですよ。

基本を。

応用がデフォルトになってしまい、基本形を忘れてしまうんですよ。

そのまま忘れたまま、ズレていった施術者を、
わたしはこの20年の中で何人も見ています。

とくに、おひとりさまサロンやおひとりさま治療院で、
忙しさに負けて勉強をしなくなってしまうと、
ズレてることにも気付けなくなることがあります。

だから、時間を作って研修に参加することもとても大事なことだと思ってます。


今は、お客様に、セルフ足モミを教えることを通して、
わたしは基本の大切さを二度も三度も学ばせてもらっています。


あと何年、自分の人生が残されているのかわかりませんが、
両手が動く限り、死ぬまで続けたいことのひとつですね、足モミ^_^

ありがとうございます。