人を癒す仕事をしていて思うこと。

これから小さなサロンを開きたいという方から
施術のついでに相談を受けることもたまにあるので、
答えながら、
わたし自身も再確認していることがいくつかあります。

たとえば、
セラピーの現場に入るということは、
自分がちゃんとしてないと良い仕事が出来ませんと言われています。

だから、真面目な方は、
自分がちゃんとしてないから、まだ無理なんです、と言って、
延々と学びの場に参加し続け、
いつになっても自分のスタートを切れずにいるの。

これ、とってももったいないと思うの、わたしだけかな。

普通に考えてみてほしいのです。
最高のコンディションで仕事に入れる日って、ごくわずかですよ。

実際には、寝不足が続く時もありますし、
自分で対応したことのない症例に出会うこともあります。

子育てママさんであれば、
子ども達との時間も大事にしたいでしょうし
スケジュールの調整も、忙しくなってくるとカツカツになっていきます。

色々なことが同時並行で進んでいるから、
落ち着いてから次!っていう気持ちもわからなくないのですが、

それを言っていると、
本当にスタート時期が消えていってしまう。

これ、わたしの経験から感じていることなので、
決して急かしているわけではなくて、
普通に普通に考えてみてねってことです。

わたしの体験談が参考になるかどうかはわかりませんが、
わたしの場合は、開業するより先にお客様を集めていました。

どう頑張ったって、出来ることしか出来ないし、
出来ないことを無理にやろうなんて性格でもないし、
自分の器もそれほど大きいわけじゃないから、
小さい環境で十分だったんです。

たったひとりでもわたしの施術を必要としてくれる人がいれば、
そのたったひとりからスタートしていけばいいと思って、

いずれサロン開業しようと思っている、
こういう施術をしようと思っている、
これから準備するから、どんなものか受けてみない?と、

椅子しかなければ座った状態での施術を、
両手しか触れない状況であれば、両手だけの施術を、
床にうつ伏せになれる環境であれば全身の施術を、

その時その時のタイミングと環境で、
出来ることを出来る形で、細々とやってみて、、
それから場所を決めての、
さらにだいぶ後になってからのオープンだったんです。

とても大事な期間でした。
登山の前の足慣らしと靴選びのような期間だったかもしれません。

いま振り返っても思いますが、
派手にスタートしなくて良かったなと思って。

出来る範囲を少しずつ少しずつ広げていくほうが自分に合ってると思ったし、
小さい歩みであっても、
何も進んでないよりはずっとずっと実りのある時間を生きてると思ったし。

そして進み続けるために大事にしていたことが
ひとつあります。

自分と向き合っておくこと。なんです。

自分の状態を気付いておくこと。なんです。

先ほども述べましたが、
最高のコンディションで施術に入れる日は、ごくわずか。

あれこれ色々とあるものです。

あってもいいんですよ。

プロとして仕事に入る時は、
あれこれ色々あっても、
ちょっと一旦それを横において、仕事するんです。

ちょっと一旦それを横におく。
これがスムーズに出来るように、
心の向きを中心に持っておく。

両手を使う時も、
言葉を発する時も、
中心から動かせているか、
中心から発せているか、
ちゃんと、自分の状態に気を配っていく。

エネルギーの観点から言うと、ごまかしは利かない。

心配しながら人と関わると、
こちらの心配によって、
相手の未来をネガティブなものに書き換えてしまうことがあります。

じゃ、相手の心配を一切しないということではないです。
自分が相手に向けてしまう「心配」のエネルギーを、
自分でちゃんと扱っていきましょうってことなの。

心配なあまり、相手の学びや課題まで取り上げてしまうようなことがあると、
こちらの心配の種は消えるから、こちらの気持ちは楽になっても、
相手にとっては大迷惑なこともあるんです。

相手にとっては
必要な学びに挑戦する前提で蓄えていたはずのエネルギーが
そのまま体内で行き先を失ってしまい、
それがそっくり違う形に(病気など)変わってしまうこともあるからです。

わたしはそういうセラピストになりたくなかったから、
わたしにとって、
サロンをスタートする時は、
場所を決めることよりも、お金の心配よりも、
いつから始めるかとか、どんなメニューでやっていこうか等よりも、
そういうエネルギーの覚悟のほうが大きかったかな。

物理的な問題は、なんとでもなると思います^_^

あれも、これも、どれも、オッケーだと思います^_^