先日、友人とお話していた時のこと。
「病は気から」っていうお話。
これ、確かに事実だと思うんですが、
その解釈は、本当にそれぞれだなぁ・・・って話になったんです。
辛い時には、辛いと言えるほうが、わたしには自然なこと。
その上で「病は気から」だと思っています。
雨が降ったら傘を差すでしょう。
そうすることで、雨で体を冷やさないで済みます。
わざわざ気持ちを強く持って、雨に打たれる必要はないからです。
お部屋が寒くなったら暖房を入れるでしょう。
そうすることで、体を冷やさないで済みます。
わざわざ気合いを入れて、寒さを我慢する必要はないからです。
以前、潜在意識開発関係の方々とお話していた時に、
食べ物のお話になった時にね、
「感謝して食べれば、食べ物の悩みはひとつもなくなりますよ。」と、
その方はおっしゃいました。
それで良い結果が出るのなら、それでいいと思います。
わたしは違いました。
感謝して食べないこともよくある。
克服しなくてもいいものは、わざわざ克服しなくてもいいと思っている。
それよりも、自分の限界を知っていて、
その限界をカバー出来る対応があるなら、そのほうが平和。
理由があって、今のカラダなのですから、
そこを無視して、気の持ちようだけを一人歩きさせてもストレスなんです。
どんな時でも、わたしは状況に合わせて自分を整える選択をしてきました。
例えば
休日のわたしは、好きなものを好きなだけ食べていますが、
施術前は、施術に適したコンディションを最優先していますので、
消化に負担かかるものは食べないようにしています。
「そのほうが良い施術が出来るから」と実感しているからです。
これも、雨が降ったら傘をさすのと同じ感覚で、
わたしには自然なことなんです。
ここに「気の持ちよう」という気合いは、わたしには必要ない。
人によっては、そうじゃない人もいらっしゃると思います。
がっつり食べたほうが良い仕事が出来る人は、そうすればいい。
わたしは、暑くなったら暑さを感じたい。
そこで、じゃどうするか?って工夫をしていきたい。
寒くなったら寒さを感じたい。
そこで、じゃどうするか?って工夫をしていきたい。
満腹の時は満腹を感じたい。
その時、その時を、味わいたい。
生きるって、そういうことだと思っているから。
人間として生きるということは、地球の一部でもあるわけだから。
季節に応じた対策とボディケアは、生きることそのものと直結してます。
ここ数年、不安定な異常気象が続いていますが、
過去の安定した春夏秋冬は、きっともう来ない。
いま生まれているベビー達は、
この異常気象を普通のこととして、これから先を生きていくはず。
わたしも、この不安定さの中で、自分に必要なことに気付き、対応していく、
それが一番平和で自然だと思っています。
気象が少しずつ変わっているからね、
カラダも少しずつ変わっていっても不思議じゃないです。
今の自分に(今の時代に)合った形で。
「前はこうだったのに!」は、ナシでね、前進してゆきましょう。