自分のカラダは自分で守ろう!って
お客様に言ってるんだから、

そうだね、わたしもね、
ずっと、この仕事で生きてきたんだから、
やっぱりマッサージでなんとかしようと。

いつもは出来るだけ時間をかけないケアを中心にしますが、
時々は、自分で自分の足を、
足裏から念入りにお手入れしていく時間を持ちます。

先日も。
違和感を感じていた部位に反射する足裏を観ていくと・・・

やっぱり、あるんですね、小さいのが居た!

ただ、他のコリと違って、
そこだけなかなかほぐれてくれませんでした。

そこをほぐそうとすると、足しか触ってないのに、
頭蓋の内部で何かが動きそうになる、
動きそうになるのを観察していると、胃がそれを必死に止めている、
なんともいえない緊張感が全身に走りました。

たとえ、そのコリがカラダにとって不要なものでも、
それまでコリとして出来てしまう必要があった。
理由があったわけです。
カラダにはカラダの事情があって、今の状態がありますよね。

そのため、良い悪いではなく、
慣れ親しんだものを引き離す時は、カラダのほうから抵抗があります。

このタイミングの時こそ、
優しさと好奇心を持って、体に寄り添い、呼吸を合わせて。

ふぅ~~~~っとね。

急に引き離すと、
ぽっかりと穴が空いたような感覚になることもあるので。

そして・・

何らかの理由があって発生していたであろうコリが、
ほんの少し柔らかくなり始めた頃、、、

出てきました、次から次へと。

コリとは一見関係ないようにすら思える、数々の記憶が!

非言語のまま、出てきた記憶の当時の感情そのまんまが表れるので、
最初はどのようにその記憶を扱ったら良いのか戸惑いました。

ひたすら、その記憶に寄り添い続けるしかありませんでした。

そのまんま、何もせずに、寄り添い続けて。

すると・・・

さっきまで全くほぐれてくれなかった小さなコリは、
少しずつ柔らく変化してきました。

あ、いい感じに・・・

ところが、柔らかくなっておしまいではないんですね。
本当の癒しはここから始まる。

その時も、ほぐれる寸前になった時、不思議な感覚に襲われました。

コリが融けていくので、
カラダはどんどんラクになっていくはずなのです。

でも、筋肉から出てきた記憶をそのまま手放そうってことが、
わたしの思考の中で追いついていなかったのです。

コリがほぐれたら、元のような元気に戻るのではないんですよ。
新しいカラダ感覚を手に入れるという感じに近いです。

つまり、その先にあるのは、未知の元気。

だから、おっかなびっくりなんです。

元気になりたい気持ちは本物なのに、
元に戻ろうとする作用も同時に働いていたので、
現状維持を求める気持ちも思考の中で強くなっていく。

それでも、カラダのほうは、どんどん回復へ向かって
スイッチが入ってしまっている。

同じ時間に、同じ体内で、
いくつもの「感覚」が同時展開という。

慣れ親しんだカラダの感覚が、自分から離れていく。

そのあっけなさというか、寂しさというか(笑)

新しいカラダ感覚が誕生してくる。

なんともいえない気持ちでした。

思考が追いついていない状態を感じながらも、
自分のカラダを信じて・・

小さなコリと向き合いながら、
お手入れをいったん終えました。

終えたあと、静かに深呼吸を続けながら、
余韻にひたる時間を持ちました。

すると今度は、不思議なくらい、
大きな大きな、これまで味わったことのない、
大きな安心感に包まれてゆきました。

抵抗していたはずの「記憶」が、消えたわけではないんです。
大きな安心感の一部となって、
わたしの体にエネルギーを注ぎ始めてくるのを感じました。

そして、翌日、確認してみたらコリは見事に消えていました。

カラダの動きも、とてもスムーズでした。

このプロセスの中で味わっていたことは、
言葉にしようとしても、なかなか表現出来ません。

浮上してきた記憶が、過去のものであっても、
カラダにおいては、過去も現在も関係ありません。

今ここにあるのなら、その記憶は今のものなのです。

このようなことは、
コリほぐしの過程の中でたびたび訪れます。

わたしが「短時間で即効結果が出るよ!」的な施術を好まないのは、
このプロセスをしっかり味わっていくことの大切さを
何度も味わっているからなのかもしれません。

イベントの時には、場を盛り上げるためにも、
即効性を優先して技術を使うパフォーマンスもしますが、
これやると、後からわたしのテンションは落ちています(笑)
即効性のパフォーマンスを求めるお客様を引き寄せてしまうだけなので。

わたしはやっぱり、、、
本人の意思も、カラダの意思も、
両方が納得しながら解放されてゆく施術が好きかな。

納得感が全然違うので。

そうなると、施術時間だけの施術じゃなくなる。
ここでの施術はキッカケに過ぎず、
みんなそれぞれ、何かをクリアしていく歩みがそれぞれの日常にあるから。

だからこそ、
自分のカラダは自分で守ろう!なんです。

カラダはとにかく柔らかいほうがいい。

現実がチグハグしてきた時もそう、
何かが邪魔していますから、
カラダをほぐすことをおすすめします・・・♪

体調が良い時だけのハッピーではなく、
不調な時でも気持ちよく過ごせるように・・・♪