久しぶりの富士山剣ヶ峰。
この日は、奇跡のようなお天気で、風もなく、
山頂のお鉢ルートをぐるりと一周ゆっくりと回ることが出来ました。
数ヶ月前からこの日を約束していたので、
山の神様にお祈りが伝わっていたのかな・・・♪
今回は、富士宮口から出発し、
8合目から御殿場ルートに移動し、
山小屋は「わらじ館」のお世話になりました。
まだ開山前なので、小屋を準備中でしたが、
登山者さんのために対応してくださっていて、
わたし達の他にも数名の登山者さん達と一緒になりました。
翌朝に山頂へ。
来月いっしょに歩く方々の中には、
富士登山が初めての方もいらっしゃるので、
ルートの下見も兼ねていたのですが、
毎年すこしずつ富士山も変化してるのを感じています。
剣ヶ峰で写真を撮った後は、山梨県側の山頂に回ったのですが、
崩落がすごくて、狭くなっていて、びっくりでした。
狛犬もツィンで君臨していたはずなのに、
ひとつしかなく・・
鳥居も倒れてしまったので、ロープで支えられてあり、
山頂奥宮の石柱も真っ二つに折れて地面に倒れていました。
(ショックすぎて、ここでの写真は一枚も撮っていません。)
シーズンになるとここには大勢の登山客が集まるのに、
こんなに狭くなっていて大丈夫なのでしょうか・・
開山までに間に合うのかなっ?(・_・)
登山ルートは、8.5合目までしか歩けないようになっていたので、
今回ここに集まってる方々は、
お鉢ルート経由で集まってきた静岡県側からの登山者さんなのかな?
年々、風が強くなっているのは日常の地上でも感じているので、
富士山はなおさらですよね。
独立峰ならではの、あっちこっちから風を受ける山ですし、
崩れ方の規模も大きくなっているのかなぁ。
大好きな砂走りルートも、毎年砂が少なくなっているし、
富士山が少しずつ痩せていってるのを感じます。
落石も増えてますしね。
今のように登山出来るのも、今だけのことかもしれないし、
何があっても不思議じゃないし、、、
今回、奇跡のようなお天気の中、
富士山を思う存分味わいながら登山出来たことは
とてもありがたいことでした。
いつまでも同じままのものは何ひとつないんだなってことも
実感して返ってきました。
山も生きているからね。
いつか富士山を歩いてみたいという方は、
今のうちに少しだけでも歩いてみるのも良いんじゃないかなって
ふと思いました。
登山日程を変更する時によく使われる表現で
「山は逃げない」という言葉がありますが、
わたしこの言葉はあまり好きじゃないの。
山に限ったことではないですが、
今日の山は、今日のものなの。
今日の命もそう。
今日のものなの。
永遠に同じじゃないんですよ。
大事なことを優先するタイミングは、
しっかり持っていたいと思います^_^
この集合写真は、「わらじ館」の前で撮って頂きました。
わらじ館の館長さんは、右から二人目の方です^_^
今年もお世話になりまーす!