定期的に施術を受けに来てくださってるお客様からのご相談もあり、
萬年暦を開いて、ひとつひとつ、命式を書き込んでいく作業・・・
間違えないように、ひとつひとつ丁寧に・・

ひとつ埋めていくごとに、
じわじわと何かが入ってくるんです。
そして、次を埋めていくと、
再び、じわじわと何かが入ってくるんです。
命式が完成していくまでの間、
どれだけの「何か」をわたしは感じるのだろう。
易学用語でしか使わないような文字ばかりだから、
この文字に馴染むまでに、相当な時間がかかっていたのに。
書き込んでいくと、
その文字に、息吹きが入っていくような不思議な感覚。
完成した命式は、その人自身。
どこまで読み解いていけるかは、まだまだ訓練が必要な身とはいえ、
自分とは違う文字が並んでいる命式を見ていると、
自分の命式からは感じない「何か」があります。
この「何か」が何であれ、
わたしは、この感じを、大切にしたいと思っています。
っていうのもね。
ひとつひとつ書き込んでいくごとに感じるじわじわ感、、、
これ、もし、アプリか何かで、自動的に一発で命式が完成してしまったら、
感じることの出来ないものなんです。
易選流に出会う前、わたしは、
ある協会の、あるコミュニケーションシステムを学んでいたことがありました。
その内容も、土台が易でした。
お金を払って会員登録をしておくと、
生年月日を入力して、全自動で、命式のようなものが出てくるのを、
自由に使える権利もついていました。
幸せを感じるポイントは、みんな違いますし、
違いに応じて、コミュニケーションを学ぶ面白さがありました。
だけど、生年月日を入力したら、全自動で一気に出てくるのは、
1と出てきたら1だし、
2と出てきたら2だし、
それ以上でもそれ以下でもないんです。
これが、手動でやるとまったく違う。
ひとつひとつ、自分の手で命式を完成させていく作業は、
1と2の間にも、何層もの世界が存在していることが見えてくる。
読み解き出来るかどうかは別としても、見えてくるものがあるんです。
実際に、わたしの生年月日もそうなんです。
【木】【火】【土】【金】【水】
わたしの五行は「木」の属性ですが、
わたしの後ろにいらっしゃる、わたしの専属応援団たちは、
「火」の属性を持っています。
が、実際には、
「火」を目指して生まれてきた、ほぼ「金」なのです。
日にちだけ見ると、「火」ですから、
全自動で出す何かで出したら「火」しか見えてきません。
これが、細かくアナログでやっていくことで、
「火」なのか「金」なのか??どっちなんだろう?っていう部分に辿り着く。
これ、受講中も、わたしの命式をみなさんが書いてくださった時に、
話題になった部分でした。
実際に、わたしが生まれた時のエピソード・・・
予定時刻になっても生まれなくて生まれなくて、とにかく出てこなくて、
やっと出てきたと思っていたら仮死状態・・・笑
わたしのうしろの専属応援団たちは、
「いま生まれたら金のままだ。火として生まれなければ!」って
頑張っていたのかもしれません。
時間にして、ほんのわずか、
「金」から「火」に切り替わった直後に、
このままでは母親が危険ですということで、
無理矢理、引っ張られて生まれてきたエピソードがあります。
ですので、わたしの専属応援団は「火」なのですけど、
実質は、「火を名乗る権利を無事にゲットできた金の人」? (^0^;
わたし自身は、「木」の属性です。
そして、わたしの周囲には、金の人がとても多いです。
なぜなのかなって思って、ひとつひとつ見ていくと、
なるほどなぁって・・・
一度見たらお終いではなくて、
何度も繰り返し見ていくうちに、見えてくるものがあるので、
ひとつの文字に、どれだけのものが、どれだけの世界が、どれだけの層が、
込められているんだろう。
一枚出来上がるまでに、時間かかっていますが、
とても大切な時間になっています。
